メンヘラ会 薫風の部

  免許発行に向かうも免許センター現地にて必要書類を忘れてきたことに気付き、折角の早起きが無駄になったことにイラついたのでブログを書きます。

 

 これは自分なりの生き方のクセというか、ひとえに寂しがりのメンヘラクソ人間であるがゆえの振舞いなんだろうが、とにかく久しく会ってない人間に果敢に連絡を送るクセがある。喧嘩別れも何も関係なく、元カノだとか、絶縁した悪友などにふとした瞬間にコンタクトを図り、ともすれば翌日には朝方まで飲み明かすなどして久闊を叙する。どこか女々しくもあるこの行動をしかし自分はある種の長所だと思っていて、それはこの振舞いが、自分みたいな人間が生に縋りつくにあたっての生存本能として、十全に機能していることの証左だと思えてならないからである。まだ生きていたいと心から思えていることに、安心感を覚える。しかし世界はよくできたもので、類は友を呼ぶという言葉にも表れている通り、自分のような人間と絆を築いてくれる人間は決まってソーシャルマイノリティのきらいがあり、情緒も安定しない御仁が多いため、彼彼女らは知らない間にしばしば消息を絶つ。それを手繰り寄せるかのようにして紡いできたこれまでの人生を振り返ってみて、この図々しさがなければ、今ほどの充足感は得られていなかったであろうことは想像に難くない。今が決して満たされているとは思わないが、きっとこれよりも酷いことになっていただろうから。

 

 そんなクセが先日も猛威を振るい、かつての職場の上司とコンタクトを取った。彼は四十過ぎの男性で、当時は職場を取りまとめる地位の人間として我々職員と友好的な関係を気付いていた。年の差を感じさせないフランクな態度は彼の普段着にも表れていて、早い話が若い人だ。とても四十代には見えない彼を中心として、当時の職場では精神疾患をはじめとするソーシャルマイノリティユーザーを対象にしたコミュニティが形成され、自分も場を盛り上げる中心的人物として活動していた。一度火が付けば誰も彼もがまぐわいそうな危うい関係性を孕んでいた組織(というか一部は現にそうしており、自分はそれを傍から眺めてケタケタと笑う役どころ)であったが、フラッグシップ的存在の人物が一時音信不通に陥ったことにより、なし崩し的に瓦解したのだ。そんなコミュニティを昨日、改めて復興させようという話になった。無論これは先日の自分が決別を表明した露悪的なコンテンツ精神の温床にほかならず、またぞろあのサークラメンヘラ女と顔を突き合わせるのかと思うと、好奇心と不安感の入り混じった何とも言えない気分になる。この辺は確か以前のブログにも書いた気がするので、これ以上の詳細は割愛するが、ともかくそういった集まりにまた顔を出す運びとなった。

 

 そんなメンヘラ会の集合場所は決まってHUBだ。大阪式の金勘定ですっかり脳がイカれてしまったのか、何だかHUBの値段設定さえ割高に思えてくる。世間一般ではリーズナブルで通っているというのに。まあ、実際に顔を出した際には軽くレポートでも書きます。

 

 さて今日は趣味の深夜ラジオのことでも話そうかと意気込んでいたのだけれど、思いのほか前置きが膨らんでしまったので、今日はこれくらいにしようと思う。ボリューム感としてもこれくらいがちょうどよく感じられるし、何より日記感覚で少したのしくなってきたので、書きたいことがあるうちは続けてみようと思う。

 

 多分次はラジオの話。あるいはキュウリンゴの話。